吃音に悩む子供たちへ。「ひとりじゃない」と伝えたくて、ブログを始めました。

吃音

吃音があると、学校生活がつらく感じることがありますよね。
とくに小学生のころは、話し方をからかわれたり、言いたいことがうまく伝えられなかったり…。

でも、高校生くらいになると、まわりの目が少しずつ変わっていきます。
「話し方」よりも、「その人自身」を見てくれる人が増えていくんです。

このブログは、そんな「しんどい時期」を乗り越えるヒントや、安心できる場所を目指して始めました。


なぜこのブログを始めたのか?

実は、私自身も吃音があります。
特に自分の名前で吃音が出やすかったので、小学生のころ、教室で名前を呼ばれるだけでドキドキしていました。

でも、私は「ことばの教室」の先生に支えられ、親や友だちにも理解してもらえる環境に恵まれました。
ただ、すべての人がそういう環境にいられるとは限りません。

SNSなどを見ていると、

  • 「吃音のことで毎日がつらい」
  • 「親にも先生にも自分の気持ちを分かってもらえない」
  • 「学校に行きたくない」

そんな声を目にします。

だったら、自分の経験を発信して、誰かの心の支えになれたらいい
そう思って、このブログを立ち上げました。


小中学生の時期はつらいこともあった。

吃音があると、「ちょっとした話し方の違い」で目立ってしまいます。
小学生や中学生のころって、「違うこと」をからかう雰囲気が、どうしてもありますよね。

私も、真似されたり、吃音が出てると指摘されたり、笑われたり、あだ名をつけられたりしたことがあります。
「話さない方がいい」と思って、自分の殻にこもっていた時期もありました。

でも、幸いに周りの人の理解もあって、少しずつ自分の話に自信が持てるようになりました。
そして話の中身を聞いてくれる人が増えました。
社会に出た今、ますますそう感じます。

吃音に対する社会の認識についても、時代は変わりました。
10年ほど前から、吃音は「いじめ防止対策推進法」や「障害者差別解消法」の対象となり、
私の学生時代に比べて、社会全体の吃音を受け入れる体制が少しずつ整ってきています。


理解ある人がいないときは、「外の世界」を探してみよう

私は本当に恵まれていたと思います。
ことばの教室の先生は、いつも味方でいてくれたし、親も「吃音があっても、そのままでいい、あなたは私たちの大切な子供です。」と言ってくれました。

でも、どんなに頑張っても、周囲に理解してくれる人がいない場合もあります。

そんなときは、学校の外に「話せる場所」を探してみてほしいです。

今は、SNSやYouTube、ブログなど、
同じ悩みを持つ人たちとつながれる場所がたくさんあります。

「自分だけじゃない」
そう思えるだけで、少し気持ちが軽くなることがあると思います。


最後に:このブログで伝えたいこと

このブログでは、吃音に悩む人、特に小中学生とその親御さんに向けて、

  • 学校生活での経験談
  • 気持ちが楽になった工夫
  • 親や先生への伝え方のヒント

などを発信していきます。

吃音を完全に治療することは難しいとされています。
しかし、吃音があることで嫌な思いをしたり、自分のやりたいことができなかったりする必要はない。
「吃音があっても、自分らしく生きられる」ということは、きっと伝えられると思っています。

もし、あなたやあなたのお子さんが「話すこと」で悩んでいるなら、
ここが少しでも安心できる場所になれば嬉しいです。

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